研究室の日々

本研究室のさまざまな出来事を紹介します。卒業研究、あるいは修士研究に取り組みたいなぁと思った方はどうぞ見学にお越しください。

2019年度 (平成31年度)

いろいろなことがあった 2019年度のメンバーとはお別れです。模様替えが終わった研究室はひっそりとしています。(3月31日)

昨年の夏に石川高専で開催された2019年度電気・情報関係学会北陸支部連合大会で寺島眞生君が発表した「両耳間時間差と両耳間音圧差の距離依存性」に対して、日本音響学会北陸支部から優秀論文発表賞が贈呈されました。おめでとう!(3月26日)

本学の学位記授与式が挙行され、本研究室の卒論生8人も学士号を手にしました。おめでとう! なお、COVID-19 の拡散予防のため、学科での学位記の手交は行われませんでした。(3月20日)

ずっと欲しかった HATS (Head and Torso Simulator) の「左耳」が到着。 脚部の取りつけミスと 14 年間の酷使によって絶縁外皮が破けていた「右耳」のマイクロホンケーブルも交換した。 (3月18日)

丑三つ時にグラリと揺れたが、研究室にも実験室にも落下物はなかった。新棟の竣工に伴う領地替えがあり、モクタリ先生が隣の部屋に移ってこられた。   (3月13日)

COVID-19 のためJAIST-RIEC合同ゼミも春の音響学会も開催中止になった。例年であれば、それらの発表に向けての準備に忙しい時期だが、 研究室には一人の院生の姿があるだけで、実験室の灯は消えていた。 (3月4日)

M1の寺島君が改良を進めている相反法によるHRTF高速計測システムを用いて、来訪したJAISTの学生諸君のHRTFをつぎつぎに測定していった。
 夜は、雪混じりの雨が降る中「こけこっこう」にて、卒論を仕上げた4年生の慰労会と追いコンを開催。欠席者が多いなぁ… (2月27日)

2月20,21日に、森川先生と学生3名が HRTF を計測しに東北大通研に遠征。あちゃー、計測信号に混入していたクリック性のノイズを気にせずに測定してきた模様。 収録信号をモニタしないから。以前にも同じような失敗をしたっけ… (2月26日)

寒さが厳しくならないまま、知能ロボット工学科の卒業論文審査会を迎えた。本研究室の卒論生7名も、それぞれの成果を発表するとともに質問に答え、この10ヶ月の決算を行った。 (2月14日)




本日の正午が卒論提出期限。一人は月曜日に早々に提出。残りの六人も11時前に卒論を提出し受領された。と思いきや、某君の姿がない。電話にもLINEにも応答がない。 心配した大勢が彼のアパートに押しかけると、ぐっすりと寝ていた。起こしてくれてありがとう!と謝辞に追記して、期限までに提出したらしい。
 昨日とは一転し、窓の外には透きとおった青空が広がっていた。 (2月7日)

昨夜から降り始めた雪。目覚めると、この冬はじめて雪景色が広がっていた。 (2月6日)

先週の火曜日に再度壊してしまった IGBT を交換して某装置を再起動。帰還電流が流れるセンサからの電線の処理がまずくて動作しなかったのを直して復活。 供給電力を増やすと妖光が放たれ、ヤコブの梯子も出現し、轟音が鳴り響いた。調子に乗ってさらに供給電力を増加すると、放電光がすぅっと細まり、消えた。アイヤ-、また IGBT を飛ばしてしまった… (2月5日)

カウントダウン時計が動きを止める15分前に、全員の卒論草稿が提出された。 (1月31日)

研究室ではカウントダウンが始まっていた。森の時計はゆっくり時を刻むが、カウントダウン時計はせわしなく時を刻んでいた。 (1月30日)

卒論の提出締切りまで50時間余の研究室。カップ麺の刺激臭が充満する中、卒論生らがキーボードを叩いていた。「仕事中毒」という辞書のようなオブジェを発見。 やらねばならぬことに、一生懸命取り組まねばならない時もある。枕を抱いて甘美な夢を見るのは、卒論を仕上げてからかな… (1月29日)

先週の火曜日に壊した IGBT を交換して某装置を再起動。手順を確認して、諸パラメータを変えて測定を始めた。順調にデータが取れ始めた。
 しばらくして実験室へ行くと、うずくまる猪とその助手の姿があった。曰く、突然動かなくなりました… 再び IGBT を飛ばしてしまった。 (1月28日)

某計測に取り組む院生ら。机の横には猪がしゃがんでいた。 (1月27日)

晴れの週末。新棟は完成に近づいている。白く薄化粧をしている山々には雲がたなびき、春の気配が漂っていた。 (1月26日)

某装置の問題点を直し、実験室にて実験を再開。しばらくして「動作しなくなりました」と猪がやって来た。確認をすると、ヒューズが飛ぶとともに、 あちゃー、IGBTも飛んでいた。きちんと電流計を見ていないから…
 「卒論活性化適温」に達しない研究室は、和やかな時が過ぎていた。「春化(vernalization)」という用語を生物工学科の先生に教えていただいた。 チュ-リップなどは低温に一定期間さらされることによって開花が誘導されるという。このまま暖かい日が続くと「開花」しないかもしれない。 (1月21日)

メイン基板の炭化部分をほじくりだして養生したのちに、正常動作を確認。また、一次コイルとの結合係数を下げるために二次コイルを 60 mm 嵩上げする。 そして、五度目の電源投入。しかし、なにも起こらず、またまたうなだれる猪…
 再度の各部の電圧と波形確認をすると、終段の出力波形が負のパルスになっていた。ドライバー出力の位相を反転させて、六度目の電源投入。 高圧電源の一次側電圧を 10 V まで上げると、トロイドから放電!ガッツポーズのマジシャンが立っていた。
 1階の部屋に一式を運び、さらに高電圧をかけると放電光が数10センチの距離を飛ぶことを確認。 電源スイッチを落とし、ディスチャージ棒を一次コイルに接触させると、漏電ブレーカが落ち、ブラックアウト。 真っ暗な廊下で、再び、平謝り。中井先生、野田先生、伊東先生ごめんなさい…
 電力が復旧した部屋には、またしてうなだれる猪の姿があった。 (1月15日)

異常放電の原因が推定されたので、それを改修すべく、某装置を一旦分解。メイン基板にも焼け焦げた痕があった。 黒くなった部分を削り取ると、+15V を供給する 2 mm 幅の銅箔が溶け、その下のガラエポ基板は裏側近くまで炭化していた。 いつ、一体、何アンペアの電流が流れたんだろう… (1月14日)

浮いているべき放熱板がグラウンドと接触していたのを直し、ギャラリーが見つめる中で某装置に三度目の電源投入。
 ブレーカも落ちずヒューズも切れなかったが、白い煙が立ち上った。南無三、慌てて電源を落とす。 固定し忘れていたシールド板が低電圧トランスの二次側と接触していたために、シールド板とグラウンドを結ぶリード線が溶断。 リード線が細くて、ヒューズの代わりになった模様。またうなだれる猪…
 不具合を修正して四度目の電源投入。今度は問題なし!徐々に高圧電源の一次側電圧を数十Vまで上げると、一次コイルと二次コイルの間に放電光が走った。 二次コイルの 5 か所と一次コイル給電部の塩ビ板支柱に焼け焦げた痕があった。 (1月10日)


1月なのに雨が降る。気温が下がらず、「卒論活性化適温」に達しない。
 夕方、1階の部屋で、マジシャンが組上げた装置の火入れを挙行した。電源プラグをコンセントに差しこんだ瞬間、ブレーカが落ちた。 真っ暗な廊下に出てきた先生方にごめんなさいと平謝り。装置の横にはうなだれる猪がいた。
 電源線の誤配線を修正し、2階の実験室で再度電源プラグをコンセントに差しこんだ。今度は、装置のヒューズが切れ、ブレーカは落ちなかったが、漏電ブレーカのブザー音が鳴り始めた。 実験室にいた学生諸君はその音を全く気にせずに作業を続行していた。帰りかけの森川先生が気づき、促された学生がようやく報告に来た。 実験室の分電盤を開けて漏電ブレーカのボタンを押し、ブザー音を止めた。ブザー警告音は学生諸君の注意を喚起しないようである… (1月9日)

某装置のインダクタンスとキャパシタンス、およびレジスタンスとリアクタンスをマジシャンと測定。理論値を計算する過程で、マジシャンが 114÷2=75、 共振周波数 F=1/(2×Pi×√LC)を変形すると C=L/(2×Pi×F)^2 になる、と主張する。 おやっ?と思って顔をあげると、猪が座っていた。(12月22日)

雨がぱらつく中、本研究室の忘年会を「海鮮亭うらの」で開催。ホグワーツに入学したての生徒たちがかけてきた魔法もどきは、容易に退散させることができた。しかし、妖術使いの猪が繰り出すトランプ・マジックは圧巻だった。 途中でいくら妨害行為を試みても、その妖術を振り払うことはできなかった。気がつけば、妖術使いの猪はヒトの姿をしたマジシャンに化身していた。(12月20日)

隙間だらけだった某装置のケース。パネルと支柱のネジ穴を合わせる方法を教え、作り直させた。 ガタガタだった某装置のコイル。支持具の穴にコイルを通す方法を教え、作り直させた。 隙間の無いケースとピカピカのコイルが、綺麗に仕上がった。 Yes, you can!
 晴れ渡った青空に白い峰々が映えるなか、「台湾」まで某装置の製作に取り組む卒論生を昼食に連れて行った。 なぜか、隣の研究室の卒論生もついてきた。 (12月16日)

マイクアンプの出力波形をオシロで観察したいのだが、波形が出ないと悩んでいる卒論生。 プローブの先端だけをピンコネクターの外側に当てている!? 集まってきた先輩らは、ニヤニヤしながら、それじゃダメでしょう!! おまけに、マイクアンプには malfuction と書いてある…(12月13日)

寒気が再び南下してきた本日の午後、来春に研究室配属される予定である知能ロボット工学科3年生向けの研究室見学が挙行されました。 研究室の学生諸君が中心になって、本研究室の研究活動の一端を紹介しました。愉しんでもらえたでしょうか?(12月12日)


研究室に現れた怪しい人物。その後、彼は金田先生の特別講義に向かった。(12月6日)

専門ゼミで製作しているUSB-AIF。一週間が経ち、受講生らが不具合が修正されたモノを持ってきた。 しかし、まだ皿ネジが飛び出していたり、ケースに隙間が残っている。100%の完成度を求めているわけではないのだが、 眼で見て、指で触って、これじゃぁダメだなと感じないのだろうか。
 また、提出されたレポートを見ると、動作原理も書いていないし、性能測定が再現できるように方法を書いていないし、 出典を示さずにコピペした図を臆面もなく掲載している。いまだに「プリント基盤と」書いているものもある。 このままだと大変なことになりますよぉと伝えると、全員が提出したレポートを引き取っていった。
 ゼミ終了後、各自の工具箱の中には支給したパーツが残されていた。ぜんぜん使っていないんだ・・・!(12月5日)


機能不全になったトランスの代打が到着。仕様は同じ2×12V, 2Aだが、島国のトランスと大陸のトランスでは、ガラもツクリもちがう。 卒論生が制作中の箱。組み上がり精度はだいぶ向上したが、まだ紙が通るスキマがある。(12月4日)


寒気が南下した本日の午前中に、本研究室の卒業論文中間発表会が開催されました。 7名の卒論生が研究の進捗状況と今後の予定を発表しました。10月の進捗発表会と比べると、プレゼンテーションは全員ずいぶん上達していました。 これから冷えこむにつれて、卒論生の活動は本格化してくることでしょう。
 夕方に一服していると、昔聴いた歌詞が浮かんできました。枯葉散る夕暮れは来る日の寒さを物語り・・・(12月3日)



3年生の専門ゼミの前半で作製しているUSB-AIF。プリント基板の動作確認を終え、アルミ・ケースに収めるところまで来た。 学生諸君が仕上げてきたモノを見て愕然とした。不十分な穴のザグリによる皿ネジの飛び出し、テキトーな面揃えにより基板が前面パネルとぶつかって生じた隙間、 コネクタ穴のズレと無様な形状。前処理もせずに缶スプレーを吹きつけたのだろう。塗装のムラと剥がれ。自分の顔の化粧は、もっと丁寧にやるでしょう?
 いずれも、触ればわかる、見ればわかること。うまく加工できなかったことはしょうがない。問題は、不具合が生じたとわかった後に、それを直そうとしないことである。 まっいーか?よろしくありません。もちろん、やり直しである。
 卒論生は、某装置のケースの隙間をなくすため、および部品を取りつける穴を開けるために、パステル工房で奮闘していた。(11月28日)


11月22、23日に金沢工大で開催された電気音響研究会に遠征。電気音響の人々は周波数軸を線形軸で描き、聴覚の人々は対数軸で描く、などと安藤先生らと話しているうちに、外は暗くなっていった。
 院生の寺島君のポスター発表が、学生研究奨励賞に選ばれた。おめでとう!
 ポスター発表が行われた会場は、12号館のアントレプレナーズラボ内の一室。そこの飾り棚には昭和時代の電子機器などが陳列されており、さりげなく 807 と縦振り電鍵が置かれていた。(11月25日)


組み上げると隙間だらけの某装置のケース。猪突猛進の卒論生が制作中のモノである。笑っている場合ではなく、加工精度が不十分なのであーる。 その装置で使用する12V×2の某国製の電源トランス。数日前まできちんと動作していたが、突然、片側の電圧が出なくなった。 二次側巻き線のインダクタンスが片側だけ明らかに小さい。あきらめて国産品を探すことにした。(11月21日)

午後5時半の研究室には二人、実験室にも二人しかいなかった。 そそくさと帰宅した諸君らは、Friday Night Fever ! なのか ? 夜のシゴトなのか ? 77日後には、明暗境界の右側にいてほしいのだけれども…(11月15日)

エンジンがかかっている卒論生は、プログラムを書いたり、測定をしたり、ゼミの発表資料を先輩に添削してもらったりしています。(11月12日)

知能デザイン工学専攻・知的インタフェース工学部門の修士論文中間発表会が開催され、 本研究室からはM1が2名が研究の進捗状況と今後の研究計画を発表しました。(11月11日)

早くも霜月、夏の劇暑がウソのよう。先週末ごろから山の頂は白くなっています。 着々と進む新棟の建設、遅々として進まないのは…(11月8日)

今月のはじめに行った卒論進捗状況報告会の打ち上げを、もとい、激励会を研究室で開催。研究会原稿の締切を抱えた院生は一人寂しく机に向かっていた。 ほどなく、原稿を書き上げた院生は笑顔で激励会に加わった。 (10月31日)

実験室に行くと、入力を大きくしても、ボリュームをいくら上げても、大きな音が出ないので困り果てていた卒論生が、先輩になにかを教えてもらっていた。 昨年4月にあった同じような出来事を覚えていた先輩は、笑いながら音が出ない原因を話してくれた。Rchに入力した信号は、Lchにはほとんど出力されないのであります。 (10月31日)

涼しくなってきた本日の午後、研究室の卒論進捗発表会が開催された。6月の構想発表会から4か月間の卒業研究の進み具合を学生諸君に語ってもらった。 コツコツと研究を進めている者もいれば、しっかりと二か月を休み、ほとんど進んでいないのに、あたかも進んでいるかのような一夜漬けの発表をする者もいた。また、何を話しているのかよくわからない者もいた。 残りは4か月弱である。 モクタリ先生の"Move on!"という言葉で進捗発表会は幕を閉じた。(10月9日)

後期が始まって一週間が過ぎた金曜夕方の実験室は、少し賑わっていた。 聴取実験プログラムに苦戦している者、音響計測装置の賢さが少しわかった者、C#とUnityに頭を抱える者、そして真っ暗な実験室も… (10月4日)

昨日、マイクロフォン・アレイを新調している学生がマイクロフォンのキャリブレーション・データを持ってきた。 リファレンスにしている Brüel & Kjærの計測システムと比較して、ノイズフロアーレベルが 25 dB以上高いと言う。 陽が落ちてから防音室に出向いて確認したが、その原因を特定できなかった。
 今朝、いろいろな部分を再び確認してみると理由がわかった。なんで BNC リセプタクルのセンターピンに ECM へのシールド線の外皮を接続するんだ? これではノイズが増えて当然! ECM はよく壊れずに動作したなぁ…(10月2日)

先週末は日本海を進む台風が強風と気温上昇をもたらしました。朝夕はめっきり涼しくなりましたが、 空調期間が終わった室内は、けっこうなむし暑さです。青空の中、大型クレーンが動き回り新棟の建設が進んでいます。 来週から後期が始まり、キャンパスも賑やかになるでしょう。(9月27日)

9月9~13日にAachenで開催されたICAに森川先生が単騎遠征。日本とドイツでは30°も気温差があったと言っていました。(9月18日)

劇暑も去り、ずいぶん過ごしやすくなりました。 研究室では、岡島君と堀田君が古いノート PC に Linux をインストール中、吉田君はデジタル回路の解読に取り組んでいました。 この 3 人は毎日研究室に来て、頑張っています。 森川先生は、立命館大学びわこ・くさつキャンパスで開催されている日本音響学会秋季研究発表会に遠征中です。(9月5日)

8月31日、石川高専で開催された2019年度電気・情報関係学会北陸支部連合大会に森川先生と院生の寺島君が遠征しました。(9月2日)

8月27, 28日に開催されたJAISTと金沢大との合同合宿に、学生諸君と森川先生が参加しました。(8月28日)

猛暑日と熱帯夜が続く中、学生諸君が夏休み前の大掃除を実施。エントロピーが増大していた研究室と実験室はピカピカになりました。 実験室の奥に棲む森川先生は、仙台での電気音響研究会に遠征です。(8月8日)

本日開催されたダ・ヴィンチ祭においてボトル・ミュージックとヘビメタ・チャイムを披露しました。 想定外に涼しい風が吹き抜けるピロティには、乱打されるチャイムのヘヴィーなサウンドが響き渡り、 パプリカ岡島が演奏するボトル・サウンドに乗って踊る子供たちの姿がありました。(8月3日)

ギラギラと照りつける真夏の太陽。学生諸君は、明日のダ・ヴィンチ祭の準備を進めています。(8月2日)

37℃という酷暑の中、(株)エー・アイの吉田社長が本学大学院の講義に来られました。夜は「一心」にてオトナの懇親会を開催しました。(7月26日)

蒸し暑い本日、知能ロボット工学科1年生の研究室見学が行われました。テスラコイルが奏でる妖しい音、 ガラスビン打音の不思議なピッチ変化、音声信号から推定される声道形状を紹介するとともに、スピーカーアレイで不思議な立体音の聴こえを、 動的視聴覚ディスプレイでVRゲームを、そして、移動型テレヘッドで聴覚テレイグジスタンスを体験してもらいました。(7月9日)


某実験に使うために Function Generator (TEXIO, FGX-2005) を入手した。 動作確認を兼ねて、出力電圧を 1 V に設定し、1 kHz の正弦波信号を出力したときの出力電圧を電圧計 (Keysight, U3401A) で測ってみた。
 出力インピーダンスを 50Ωに設定すると、出力端開放時の出力電圧は 2.14 V であった。出力端子に 50 Ω の抵抗を接続すると出力電圧は 1.00 V になった。出力表示値は 1 V のままである。 出力インピーダンスを Hi-Z に切り替えると、出力表示値は 2 V に変わった。そして、出力電圧は、出力端開放時に 2.06 V、50 Ω 終端時に 0.97 V であった。
 この FG は設定した出力インピーダンスと同じ負荷を接続しないと、出力電圧表示値と実際の出力電圧値が同じにならない。 取説には明記されていないが、これは FG や SG の常識か?とそれらを常用しているプロに問い合わせたところ、機種によってちがうよ、ということだった。
 現代の学生諸君は、デジタル表示されている数値は正しいと盲信することが多い。測定器は、特にデジタル測定器は、表示値がホントウかどうかを確かめてから使う必要があると再認識した次第である。(7月3日)


卒論生たちが自ら発案した「おはようプロジェクト」が続いている。乱れがちな生活パターンを改善すべく、朝に起きて研究室に来よう、ということである。 院生の姿がないので、どうしたのかと訊くと、声をかけたが参加してもらえないとのこと。研究室ゼミで由々しきことであると伝えたが、馬耳東風。(7月2日)

夕方、谷田先生をお誘いして、研究室にて構想発表会の打ち上げを開催しました。(6月28日)

夕方、研究室の方から大きな叫び声が聞えてきた。研究室を覗くと、サウンドレベルメータを手にして、学生諸君が大声コンテストに興じていた。優勝者はなんと 107.5 dB! 約1ヶ月後に開催されるダ・ヴィンチ祭の出し物をつくるために、機械力学の復習をしている合間の余興でした。(6月25日)

6月22,23日に京大で開催された2019年度音学シンポジウムに、森川先生と環境マイスターこと院生の寺島君が遠征。 寺島君が発表した「USBオーディオインタフェースを用いた頭部伝達関数の高速計測システム」に対して学生優秀発表賞が授与された。おめでとう!(6月24日)

ぐんぐんと気温が上昇してきた午後、研究室OBの古川君が来訪。人生の転機となるふたつの報告をしに来てくれた。 講義があったために30分くらいしか話せなかったが、昔と変わらず、元気いっぱいだった。(6月21日)

少しムシムシした昼下り、本研究室の卒論研究構想発表会を開催した。これから7ヶ月余で何をどうやって進めるか、壮大な卒論研究計画を7人に語ってもらった。 もちろん、英語での質問もいくつかあったが、日本語での質問にもまだ充分に応えられていなかった。 Take it easy... 急ぐことも無い。
 来年3月に完成予定の9階建の新棟が旧校舎の上に顔を出し始めた。長時間かけて基礎を打ち、その上に少しずつ鉄筋を積み重ねてコンクリートを打っていく。卒業研究も同じことである。(6月18日)



ひんやりとした本日、院生の研究構想発表会を開催した。これから2年弱で何をどうやって進めるか、修士研究の研究計画を二人に語ってもらった。 今年は、日本語での質問だけではなく、英語での質問もいくつかあった。さて、ひんやりとした空気は暖まっただろうか、それとも・・・
 来週は卒論生の研究構想発表会である。(6月11日)

雨がポツポツと降る先週の金曜日、卒論導入課題と就職活動が一段落した卒論生を「かぐや」にて慰労。指導教員も決まり、いよいよ卒論に取り組み始める。
 この前期は、平原は火曜から金曜まで5コマの講義/ゼミを担当し、森川先生は夜遅くまで学生実験につきあわされている。毎週の講義の準備に追われるモクタリ先生は、 大学教員がけっして呑気な稼業ではないことを実感しつつある。一方で「富山の食べ物はとても美味しいですね!」とも。(6月3日)

暑くなってきて研究室のドアは開け放たれているが、最近は何も聞えてこない。夕方、研究室を覗くと、 最小可聴閾値の測定が終わった卒論生が「磁気モーションセンサ Flock of Birds / Fastrak を使って手の移動軌跡を描け」という卒論導入課題の最後のテーマに取り組んでいた。
 シリアルポートを通じてコマンドとデータの授受をする基本を習得することと、判らないことは先輩に訊くことに慣れてもらうのが目的である。 原理を理解し、英文マニュアルを読み、MATLABコードを書くという難関課題である。Google 翻訳は英文を日本語に翻訳してはくれるが、それを読み解けるかどうかは別問題である。(5月22日)

生暖かい風が吹き荒れる夕方、研究室のほうからブー、ポー、プー、ペー、ピー・・・という音が聴こえてきた。 研究室を覗くと、卒論生が「ラウドスピーカの複素インピーダンスを測定せよ」という卒論導入課題に取り組んでいた。今年度は順調に進んでいるようだ。(4月23日)

夕方、研究室のほうから笑い声が聴こえてきた。研究室を覗くと卒論生が将棋盤を囲んでいた。腕に覚えのある卒論生が、院生に負けたらしい。(4月19日)

夕方、研究室のほうから叫び声が聴こえてきた。研究室を覗くと「自分が出せる声の高さの周波数の上限と下限を明らかにせよ」という卒論導入課題のために、 卒論生が張り裂けるような声を出して録音していた。喉を潰さなければいいのだが・・・(4月12日)

学生諸君が「春休みの課題」として取り組んだ温度モニターシステムができあがりました。 RaspberryPi と MATLAB の ThingSpeak を用いて、実験室内の温度を経時的に測るものです。室内気温は音速に影響を与えるので、実験の前後で必ず気温を測るようにしていましたが、 ときどき測り忘れることがありました。これからは測り忘れても大丈夫かな・・・
 16:15 過ぎに温度が急上昇したのは、ノイズバスターがいぢわるして、しばらくの間センサーを指でつまんだためです。(4月8日)

桜が開花するなか来学したD2の松永君に、音声合成技術の現状について語ってもらいました。(4月8日)

ところどころに雪が残るなか、知能ロボット工学科4年生の研究室配属が行われました。本研究室には7名の猛者が配属され、 久しぶりに大所帯となりました。新人歓迎会は「海彩」で開催しました。(4月3日)

季節外れの雪化粧。昨日着任した Mokhtari 先生の新しいオフィスは LAN が未開通。本研究室の実験室に借り住まい中です。(4月2日)