
ハンドジェスチャを
情報処理する

ハンドジェスチャを
情報処理する
この研究は日常生活だけでなく、いろいろなところで活用できます。小さな動きでも文字を認識できるようにすれば、例えば、寝たきりで、ほとんど体を動かせない人でも思いを伝えられるようになります。どこかしら体が動けば、文字入力での意思伝達が可能になるのです。また、文字の筆順の違いを判定する技術や、字形のきれいさを評価する技術の開発も行っているので、漢字学習支援システムにも応用できるでしょう。
知能ロボット工学科の研究者は、大きく3つに分けることができます。ロボットを制御して動かす人、ロボットのボディを作る人、そしてロボットを賢くする人の3つです。このうち、私はロボットを賢くする研究です。つまり、人と機械のコミュニケーションを円滑にするための技術になります。
研究をしていてよかったなと思う瞬間は、ジェスチャやペン入力をして実際にデモが動いたときや、高校生の科学体験講座やダヴィンチ祭で子供たちに楽しんでもらえたときですね。自分で作ったプログラムですから、理論通りに動くということが確認できたときは嬉しさを感じます。
反面、この研究は基本的に認識率の上がり下がりに一喜一憂する研究なので、研究成果が形として見えにくいものです。プログラミングのスキルが必要で、新しい理論を考えても、そのとおりにプログラムで実装できるようになるまでが大変ですね。