
ドラえもんのような
共生ロボットを作ろう

ドラえもんのような
共生ロボットを作ろう
「ドラえもんを作りたい」と思ったのが、この分野を研究する大きな理由です。ドラえもんは、ポケットに秘密道具を持っていますが、それがなければ、ぶっちゃけ役に立たないロボットですよね。失敗して怒られるし、のび太くんと喧嘩するし、ロボットとしてはありえない形なんです。でも、それによって周りのみんなが成長していきます。その姿を見ると、ロボットはただ完璧に動くだけじゃなくて、人のパフォーマンスをより良くするためにあるべきなのではと思いました。
ドラえもんのような人間のパートナーとなり得るようなロボットをつくりたい。こうしたロボットと人の共存共生を目指した研究をしています。
講義支援ロボットの開発も行っています。今や知能ロボット工学科の顔である「ドンマス教授」。身長は150cmもあるんですよ。このロボット1台だけで授業を進めることができます。話すだけでなく、学生に自由に質問を打ち込んでもらって、それに回答することもできます。毎年進化を遂げているんですよ。
ほかにも「いさおちゃん」「まさる君」というロボットもいて、この2台も講義が可能です。2台による掛け合いを披露しつつ、参加学生ともインタラクションを取りながら約70分授業を行っています。オープンキャンパスなど研究室や大学を紹介するときによく登場しますので、乞うご期待。
ほかにも、自動運転車両における搭乗者や周辺の歩行者等とのコミュニケーション、ドローンとの共生についても研究を行っています。
研究をして楽しいと感じることは多いです。今まで知られていなかったことに焦点を当てて検証を進めた結果、自分の思っていたとおりの結果が得られたり、思っていたのと違っても新しい知見が得られたときは、とてもワクワクします。また研究成果を利用したデモンストレーションを行って、参加者が楽しそうにしているのを見るのも嬉しいですね。
もちろん大変なところもあります。開発中、大抵のロボットは自分の思い通りに動いてくれないんです。どんなに準備万端でも、本番で失敗するというロボットの“ジンクス”がある。30回のリハーサルで1回も失敗しなかったのに、本番一発目で失敗するなんてことも。ロボットと仲良くなるにはなかなか忍耐がいります。研究室に入ると、そんな体験もできますよ。
そんな私の休日のリフレッシュ方法は釣りです。釣りをするために富山に来たくらいです。シーズン中は大潮を狙って釣りに行きますよ!
「ロボットを作ってみたい! 動かしてみたい!」という意欲ある学生さんには是非来てほしいです。「こんなロボットが欲しいけど、無いから自分で作りたい」という気持ちを持ってトライしてほしいです。とにかくやってみて、駄目だったら駄目でいい。失敗を恐れずに来て欲しいです。
現在、色々なロボットを目にするようになっていますが、まだまだ実用的な段階には至っていません。アニメや SF に出てくるロボットを不可能だと断じるのではなく、どうすれば実現できるかを一緒に考えていきましょう!