知能デザイン工学専攻の森田悠生さんが、2015年9月に開催された電気関係学会北陸支部連合大会での「特定視覚刺激への注意喚起時における瞳孔径変動」と題する発表について、日本生体医工学会北陸支部より優秀論文発表賞を受賞しました。
この研究では、人の視線の先にある対象に対して注意が向けられているか、さらに、興味があるかを瞳孔径の時間的変化から判定する手法の開発を目指しています。これまで、視線情報を用いて人の注意や興味を向けている対象を推定する研究が行われていますが、ただ漫然と対象を見ている場合と、興味があり見ている場合を区別することは困難でした。視線情報と瞳孔径変動の特徴を組み合わせることで注意や興味の有無を判別することができれば、顧客のニーズ推定などマーケティング分野への応用が可能となります。
指導教員:
高野博史(知能デザイン工学科 准教授)